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FACES & VOICES
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私の顔。私の声。それは私だけのもの。
ここに集めたのは、世界中のサポートグループやメディア、YouTubeなどで一般に紹介された、DSDを持つ人々、子ども、それに家族の方々のポートレイト、そして自分自身の「声」の数々です。
DSDは他の人に「語られる」ことはあっても、DSDを持つ人々自身あるいは家族の方々「自身が語る声」が紹介されることはほとんどありませんでした。
そのため、一般の方々が持つDSDに対するイメージは、実際に生きて生活をしている個有の生を持った本当の人々とはかけ離れたものになり、それがステレオタイプな偏見を広めがちになっていました。
そのような困難な状況も踏まえ、偏見やステレオタイプの中で孤立しがちのDSDを持つ人々・ご家族の方を「あなたはひとりじゃない!」と励ますために、他の人に「語られる」のではない自分自身の主体性を表現するために、あえて自分の姿を表明されるムーヴメントが生まれてきたのです。
もちろん、自分がDSDを持っていることを一般に公表することが、なんでも推奨される、賞賛されるべきことというわけではありません。決して強制されるなんてことがあってはいけないでしょう。それに、記号的なステレオタイプの中ではたやすく見過ごされがちですが、ここで皆さんが語っていることは、自分自身の一番プライヴェートで大切な、「命の本質にも関わるような身体」の話なのだということを、どうか決して忘れないで下さい。
ですが、DSDを持つ人々やご家族の方は、こういう人は自分だけじゃないのだろうか、これから将来自分の子どもはどうなっていくのだろうと不安な方もいらっしゃると思います。
ここでご紹介するDSDを持つ人々・ご家族の顔・声は、まさにそのような人々へのメッセージです。どんな困難も乗り越えていける。どんな偏見も打ち破ることができる。自分自身の人生を力強く歩むことができるんだという世界中の皆さんのメッセージを受け取っていただければと思います。