外性器はどのように発達していくか?

 

 図5.1「生まれる前の外性器の発達」は、出産前(子宮の中で)、外性器がどのように発達していくかを表したものです。上から1番目と2番目の図は、受胎後7週間、すべての人が同じ基本的な生殖器の構造から発達が始まることを示しています。この後外性器は、男性特有のタイプ、女性特有のタイプ、もしくは見た目だけでは男性・女性どちらか分かりにくいタイプに分化していきます。

 

  図の左側は、男性のほとんどがどのように発達していくかを示したもので、図の右側は、女性のほとんどの発達を示しています。性分化疾患を持った子どもの中には、男性特有のものとも女性特有のものとも、はっきりとは言えない外性器の形で生まれてくることがあります。(性分化疾患を持つ子ども全員が、見た目だけでは性別が分からない外性器の状態で生まれてくるわけではないことは覚えておいてください。性分化疾患を持つ人には、その状態が、内性器や内分泌、遺伝子のみという人もいます)。もし子どもが、見た目だけでは性別がすぐには分かりにくい外性器の状態を持っている、もしくは、外性器はどちらかの性別に特有のものではあるけれども、内性器がその性別に一致しないという場合、出生前に何かが起きて、男の子もしくは女の子の体の性の発達が、あまり一般的ではない筋道となったからです。

 

 男の子の外性器と女の子の外性器は、(受精後7週間は)見た目が同じところから始まり、ホルモンの影響でそれぞれ違った発達の仕方をしていきます。もし胎児が通常よりもずっと多いある特定のホルモンの暴露を受けた場合、あるいは体の方がそのホルモンに通常よりも大きく反応するか、通常よりもほとんど反応しないという場合、見た目だけでは性別が分かりにくい外性器の状態となっていくのです。

図5.1「生まれる前の外性器の発達」

図5.2「様々な外性器の形」

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 この図は、子どもが生まれた時に外性器の見た目にどのようなものがあるかを示した図です。男の子のほとんどは、1番の図のような形の外性器で生まれてきます。また女の子のほとんどは、6番の図のような形の外性器で生まれてきます。そして、他の図のような形の外性器の状態で生まれてくる子どももいるのです。

第5章 資料集

やるべきこと

やってはいけないこと

  

オランダの文部科学省に当たる教育文化科学省の解放政策局の要請により、政策研究機関である社会文化計画局が作成した、世界ではじめての国家機関による、DSDs(体の性の様々な発達:性分化疾患)を持つ人々の実態調査書を日本語に翻訳しました!

 

探索的調査としながらも、DSDsを持つ人々への綿密なインタビューや、世界中の患者団体、多くの調査研究からの情報などを総合し、誤解や偏見・無理解の多いDSDsについて、極めて客観的で当事者中心となった報告書になっています。

 

近年日本でも、教育現場や地方・国レベルで、性的マイノリティの人々の一つとしてDSDsが取り上げられるようになっていますが、DSDについての知識が不十分なまま進められている現状があります。

 

性教育などでDSDsについて触れたり、地方・国レベルでDSDを持つ人々と家族についての政策を進言したいとお考えの皆様には、とても参考になる資料です。是非ご参照下さい。

オランダ社会文化計画局報告書

 「インターセックスの状態/性分化疾患と共に生きる」

ネクスDSDジャパン DSD(性分化疾患)を持つ子どもと家族のための総合情報サイト

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日本性分化疾患患者家族会連絡会:ネクスDSDジャパンは、世界のDSDs患者家族会・サポートグループと連携し、主にDSDを持つお子さんとご家族のための医療ケア、子育ての疑問などについて、世界中のサポートグループからの情報を発信し,日本の性分化疾患各種患者家族会との連携をしています。

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