top of page

「第3の性と呼ばないで」毎日新聞に記事を掲載いただきました。

  • 執筆者の写真: nexdsdJAPAN
    nexdsdJAPAN
  • 2022年2月28日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年2月6日

2月25日の毎日新聞全国版に,日本性分化疾患患者家族会連絡会の「男女以外の第三の性別欄問題」についての記事を掲載いただきました。

 記事の中では記者会見の内容と,アンドロゲン不応症の女性,XX男性が判明した男性のインタビュー,大阪母子医療センターのDSDs専門医である川井正信先生と,元大阪母子医療センター助産師で大阪府立大学准教授の佐保美奈子先生のコメントも載っています。

 記事を執筆いただいた記者の岩崎さんは,優生保護法の問題や新型出生前検査など,「命と性」のテーマを深く追ってらっしゃる記者さんです。DSDsに対しても1年以上に渡って丁寧に理解を深めていっていただけました。ここに御礼を申し上げます。





 詳しくは,こちらのニューズレターを御覧ください。

Comments


海外国家機関DSDs調査報告書

ベルギー国家機関性分化疾患/インターセックス調査報告書
オランダ社会文化計画局「インターセックスの状態・性分化疾患と共に生きる」表紙

 近年、教育現場や地方・国レベルで、LGBTQ等性的マイノリティの人々についての啓発が行われるようになっています。その中で,DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患)が取り上げられるようになっていますが、昔の「男でも女でもない」という偏見誤解DSDについての知識が不十分なまま進められている現状があります。

 そんな中,人権施策や性教育先進国のオランダとベルギーの国家機関が,DSDsを持つ人々とご家族の皆さんの実態調査を行い報告書を出版しました。

 どちらもDSDsを持つ人々への綿密なインタビューや、世界中の患者団体、多くの調査研究からの情報などを総合し、誤解や偏見・無理解の多いDSDsについて、極めて客観的で当事者中心となった報告書になっています。世界でもこのような調査を行った国はこの2カ国だけで,どちらの報告とも,DSDsを持つ人々に対する「男でも女でもない」というイメージこそが偏見であることを指摘しています。

 ネクスDSDジャパンでは,この両報告書の日本語翻訳を行いました。

DSDs総合論考

 大変残念ながら,大学の先生方でもDSDsに対する「男でも女でもない」「グラデーション」などの誤解や偏見が大きい状況です。

 

 ですが,とてもありがたいことに,ジェンダー法学会の先生方にお声がけをいただき,『ジェンダー法研究7号』にDSDsについての論考を寄稿させていただきました(ヨヘイル著「DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患/インターセックス) 排除と見世物小屋の分裂」)。

 今回,信山社様と編集委員の先生方のご許可をいただき,この拙論をブログにアップさせていただきました。

 DSDsの医学的知見は大きく進展し,当事者の人々の実態も明らかになってきています。ぜひ大学の先生方も,DSDsと当事者の人々に対する知見のアップデートをお願いいたします。

 

 (当事者・家族の皆さんにはつらい記述があります)。

ジェンダー法研究:性分化疾患/インターセックス総合論考
ジェンダー法研究:性分化疾患/インターセックス総合論考
性分化疾患YouTubeサイト(インターセックス)
ネクスDSDジャパン:日本性分化疾患患者家族会連絡会
bottom of page