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患者の声に耳を傾けること。:CAH(先天性副腎皮質過形成)のあるレスリーさんの物語

  • 7月26日
  • 読了時間: 2分




御覧の皆様へ


私たちは「性のグラデーション」でも「男女の境界の無さ」でもありません。むしろそのようなご意見は、私たちの女性・男性としての尊厳を深く傷つけるものです。

先天性副腎皮質過形成(CAH)女性をはじめとするDSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患)は、「女性にもいろいろな体がある、男性にもいろいろな体がある」ということです。


どうか、お間違いのないようにお願い致します。


詳しくは「DSDsとは何ですか?」のページをご覧ください。





 アメリカの先天性副腎皮質過形成(CAH)のある人々の患者・家族会ケアズ・ファウンデーションから,CAHを持つ女性,レスリーさんのメッセージビデオです。

 先天性副腎皮質過形成(CAH)とは、副腎の異常から起きる疾患で、XY男児でもXX女児でも起こります。大変深刻な疾患で、できるだけ早く診断し、治療を行わないと、命の危険があり、継続的なお薬の服用や、緊急時には病院での集中的なケアが必要です。

 ネクスDSDジャパンで取り上げるのは、CAHの中でも、XXの女の子は、生まれた時ちゃんと検査をしないとすぐには性別が分かりにくい外性器の状態を持って生まれる女の子がいるからです。現在ではしかるべき検査をして、ちゃんと女の子だということが判明しますが,昔はレスリーさんのように誤って男の子に育てられるということもありました。

 実際のところ、生まれた時に、ちゃんといろいろな検査をしないとすぐには性別が判明しない外性器の状態を持つ子どもの約70%が、CAHを持つXXの女の子なのです。

 CAHを持つ子どもたちや大人の方は、ちゃんとした医療ケアを続ければ、他の人とほとんど変わらない生活をおくることができます。

 日本でも医療のサポートの上での、このような医療サポートグループが、親御さんの手をわずらわすことなく、実現することを望みます。



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海外国家機関DSDs調査報告書

ベルギー国家機関性分化疾患/インターセックス調査報告書
オランダ社会文化計画局「インターセックスの状態・性分化疾患と共に生きる」表紙

 近年、教育現場や地方・国レベルで、LGBTQ等性的マイノリティの人々についての啓発が行われるようになっています。その中で,DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患)が取り上げられるようになっていますが、昔の「男でも女でもない」という偏見誤解DSDについての知識が不十分なまま進められている現状があります。

 そんな中,人権施策や性教育先進国のオランダとベルギーの国家機関が,DSDsを持つ人々とご家族の皆さんの実態調査を行い報告書を出版しました。

 どちらもDSDsを持つ人々への綿密なインタビューや、世界中の患者団体、多くの調査研究からの情報などを総合し、誤解や偏見・無理解の多いDSDsについて、極めて客観的で当事者中心となった報告書になっています。世界でもこのような調査を行った国はこの2カ国だけで,どちらの報告とも,DSDsを持つ人々に対する「男でも女でもない」というイメージこそが偏見であることを指摘しています。

 ネクスDSDジャパンでは,この両報告書の日本語翻訳を行いました。

DSDs総合論考

 大変残念ながら,大学の先生方でもDSDsに対する「男でも女でもない」「グラデーション」などの誤解や偏見が大きい状況です。

 

 ですが,とてもありがたいことに,ジェンダー法学会の先生方にお声がけをいただき,『ジェンダー法研究7号』にDSDsについての論考を寄稿させていただきました(ヨヘイル著「DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患/インターセックス) 排除と見世物小屋の分裂」)。

 今回,信山社様と編集委員の先生方のご許可をいただき,この拙論をブログにアップさせていただきました。

 DSDsの医学的知見は大きく進展し,当事者の人々の実態も明らかになってきています。ぜひ大学の先生方も,DSDsと当事者の人々に対する知見のアップデートをお願いいたします。

 

 (当事者・家族の皆さんにはつらい記述があります)。

ジェンダー法研究:性分化疾患/インターセックス総合論考
ジェンダー法研究:性分化疾患/インターセックス総合論考
性分化疾患YouTubeサイト(インターセックス)
ネクスDSDジャパン:日本性分化疾患患者家族会連絡会
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