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息子に不妊について伝えること:クラインフェルター症候群(XXY)のあるノア君のお父さんから

  • 7月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:4 日前


御覧の皆様へ


私たちは「性のグラデーション」でも「男女の境界の無さ」でもありません。むしろそのようなご意見は、私たちの女性・男性としての尊厳を深く傷つけるものです。

クラインフェルター症候群(XXY男性)をはじめとするDSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患)は、「女性にもいろいろな体がある、男性にもいろいろな体がある」ということです。


DSDs全般やクラインフェルター症候群に対する「男でも女でもない」などの偏見は,新型出生前検査(NIPT)での中絶選択のリスクにも繋がります。


どうか、お間違いのないようにお願い致します。


詳しくは「DSDsとは何ですか?」のページをご覧ください。






 アメリカのクラインフェルター症候群男性のサポートグループ「Living with XXY」から,新型出生前検査(NIPT)でクラインフェルターが判明した男の子コア君のお父さん,グレッグさんの,コアくんの男性不妊についてのメッセージです。


 クラインフェルター症候群(47,XXY)の男の子の大多数は,男性不妊状態になります。ですが,m-TESEという男性不妊医療技術や,養子縁組などで,子どもを授かり,家族を作っている当事者の方もたくさんいらっしゃいます。


 ただ,日本では非認定医療施設で行われているNIPT(新型出生前検査)によるX・Y染色体(性染色体)の検査では,男の子の胎児の47,XXY(クラインフェルター症候群)が判明することがあります。そして,クラインフェルター症候群(47,XXY)の胎児はただの男の子にすぎないのですが,世界でも日本でも未だに「男でも女でもない性」という誤解偏見がはびこっています。


 そういった偏見が今でも大きいため,アメリカでも,NIPTによって47,XXYが判明した胎児は,72%の割合で中絶されてしまっているのです。


 コアくんはNIPTでクラインフェルター症候群が判明しましたが,なんの心配もないとご夫婦が産んだとてもかわいい男の子です!





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海外国家機関DSDs調査報告書

ベルギー国家機関性分化疾患/インターセックス調査報告書
オランダ社会文化計画局「インターセックスの状態・性分化疾患と共に生きる」表紙

 近年、教育現場や地方・国レベルで、LGBTQ等性的マイノリティの人々についての啓発が行われるようになっています。その中で,DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患)が取り上げられるようになっていますが、昔の「男でも女でもない」という偏見誤解DSDについての知識が不十分なまま進められている現状があります。

 そんな中,人権施策や性教育先進国のオランダとベルギーの国家機関が,DSDsを持つ人々とご家族の皆さんの実態調査を行い報告書を出版しました。

 どちらもDSDsを持つ人々への綿密なインタビューや、世界中の患者団体、多くの調査研究からの情報などを総合し、誤解や偏見・無理解の多いDSDsについて、極めて客観的で当事者中心となった報告書になっています。世界でもこのような調査を行った国はこの2カ国だけで,どちらの報告とも,DSDsを持つ人々に対する「男でも女でもない」というイメージこそが偏見であることを指摘しています。

 ネクスDSDジャパンでは,この両報告書の日本語翻訳を行いました。

DSDs総合論考

 大変残念ながら,大学の先生方でもDSDsに対する「男でも女でもない」「グラデーション」などの誤解や偏見が大きい状況です。

 

 ですが,とてもありがたいことに,ジェンダー法学会の先生方にお声がけをいただき,『ジェンダー法研究7号』にDSDsについての論考を寄稿させていただきました(ヨヘイル著「DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患/インターセックス) 排除と見世物小屋の分裂」)。

 今回,信山社様と編集委員の先生方のご許可をいただき,この拙論をブログにアップさせていただきました。

 DSDsの医学的知見は大きく進展し,当事者の人々の実態も明らかになってきています。ぜひ大学の先生方も,DSDsと当事者の人々に対する知見のアップデートをお願いいたします。

 

 (当事者・家族の皆さんにはつらい記述があります)。

ジェンダー法研究:性分化疾患/インターセックス総合論考
ジェンダー法研究:性分化疾患/インターセックス総合論考
性分化疾患YouTubeサイト(インターセックス)
ネクスDSDジャパン:日本性分化疾患患者家族会連絡会
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